矯正歯科は保険適用?

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基本的には矯正歯科では健康保険は適用されません。適用されるのは、23種類の厚生労働大臣が定める先天異常の疾患と、2種類の顎変形症のみ。そのため、見た目が気になるとか、噛み合わせが悪いからという一般的な理由での矯正はすべて実費になります。そのため矯正歯科専門のクリニックは、保険証の提示が求められないところも多いです。健康保険が適用されないために、治療は100万円前後と高額になってしまうのですが、医療費控除は適用できるケースが多いです。


医療費控除とは年間10万円以上の医療費や通院に必要な交通費、薬代などがかかった場合に、確定申告によって控除が受けられる制度です。ほとんどの矯正は金額的には条件をクリアしているので手続きすることで控除分の返還が受けられます。ただし、美容目的の医療費は医療費控除の対象にはなりません。

たとえば美容整形では医療費控除は受けられない、ということです。歯の矯正の場合、自分では見た目が気になるから矯正を受けるという人も多いでしょうが、歯は矯正することで噛み合わせが良くなり、咀嚼しやすくなるため健康上の処置として認められます。とはいえ、医療費控除の対象かどうかは、クリニックによって判断が異なる場合もあるので、事前に矯正歯科の医師やクリニックのスタッフに聞いておくとよいでしょう。もちろん申告の際に必要な領収書などはすべて保管しておくこと。分割での支払いや、ローンを使用しても控除は受けることができます。